月次試算表をもとに、対面相談を大切にしている理由

税理士事務所の主な仕事は、税務代理や申告書の作成です。
これらは、すでに行われた経済活動に基づいて税金を計算する仕事であり、どうしても「過去の数字」に意識が向きやすい面があります。
一方で、経営者の方が本当に知りたいのは、
「これから先の経営はうまくいくのか」
「資金繰りは大丈夫なのか」
「値上げや投資をどのタイミングで判断すべきか」
といった、将来に関する情報ではないでしょうか。
ここに、税理士事務所と経営者との間でミスマッチが生じやすいと感じています。
月次試算表をもとに、早めに変化を確認する
例えば、当事務所では月次試算表をもとに、前年同月との比較を行います。
昨今は原材料費や物価の上昇が続いており、原価率が1%、2%上がっただけでも、経営に与える影響は決して小さくありません。
その変化に早く気づくことができれば、値上げの必要性やタイミング、お客様への説明の仕方を検討することができます。
しかし、年に一度の決算時だけ数字を確認していると、気づいた時には原価率が大きく変わっており、急な値上げを決断しなければなりません。
値上げは、単に金額を変えればよいというものではありません。
お客様に納得していただくための説明や、実施する時期も大切です。
だからこそ、日頃から数字を確認し、早めに相談できる体制が重要だと考えています。
まず相談できる身近な窓口であるために
また、税理士は経営者・事業主の方にとって、継続的に関わる身近な専門家でもあります。
すべての問題を税理士だけで解決できるわけではありませんが、内容によっては弁護士、司法書士、社会保険労務士など、他の専門家につなぐこともできます。
「これは誰に相談すればよいのだろう」と迷った時に、まず相談できる窓口でありたい。
当事務所が事前相談を重視しているのは、税金の計算だけでなく、経営者の方が早めに判断し、安心して事業を続けられるようにしたいと考えているからです。

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